2023年10月31日火曜日

いまどきのフリーなバックアップソフトを試してみたよ

1.始めに

 簡単にデータバックアップができる良いソフトがないかと思って色々探したら、無料のバックアップソフトを見つけたので、試してみました!

 少し前に、家庭内NASのハードディスクドライブが飛んでしまい、データの復旧が大変だった話を、このブログに書きました。こちらの記事です。

 このときは、ドライブを取り出してデータ復元ソフトを入手して、上手く復元できた、ということでした。

 しかし、壊れてからデータ復元ソフトを使って復元しようとしても、当然ながらデータが破壊されて復元できないものが出る可能性があるわけでして、昔から言われているように壊れる前にバックアップを取っておくのが良いよね、ということになります。

 WindowsにもMacにもバックアップを取る仕組みは装備されています。Macの場合は、Time Machineという優れたバックアップの仕組みがあって、一旦設定すれば何世代分かのバックアップを自動的に取ってくれます。ただ、バックアップ先のディスク容量はかなり大きくないと、バックアップ先がすぐにいっぱいになっちゃう、というのが欠点と言えば欠点です。

 Windowsのバックアップは、ここにWindows10とWindows11におけるバックアップの取り方が記載されていますが、何かわかりにくいです。こういう所を見ると、バックアップの取り方が複数あるとか言うし・・・


2.バックアップ用ソフトウエアを発見

 上記のような状況で、もう少し直感的に分かりやすいものはないだろうか、ということで、色々とネットで調べてみたら、見つけました。Minitool ShadowMakerというソフトです。無料版と有料版があるようです。無料版を試してみたので、そのことについて書いてみようと思います。


3.Minitool ShadowMakerとは?

 今回見つけたMinitool ShadowMakerというソフトですが、一体どういうソフトなのかを簡単に書いておきます。

(1)バックアップをするためのソフト

製品のWebサイトを見ると、バックアップ、クローン作成&復元ソフトと記載されています。ただ、次項にあるように、無料版と有料版で機能に差があります。

(2)無料版と有料版がある

無料版はシステムディスクのクローン作成ができないとか、完全・差分バックアップスキームのサポートがない、WinPEを使ったバックアップをサポートしていない、といった機能の制限があります。クローンを作ることができると、ハードディスクをSSDに換装するときに便利だったりしますが、逆に言うとそれ以外に使う用途はあまりないと思います。

(3)サポートOSが広範囲

Windows7/8/8.1/10/11に対応しているようです。すでにマイクロソフトがサポートを終了したOSもサポートしているのは心強いですね。

と言うわけで、実際に動かしてみたいと思います。


4.試してみよう

動作条件は以下です。

Surface Pro第5世代(Core i5-7300U RAM8GB SSD256GB)、Windows11 Pro 21H2
バックアップ先は、外部接続の2.5インチHDD(500GB)、ファイルシステム:NTFS

なお、ソフトのインストールに関しては、特別変わったことはないので、説明は省略しますが、以下の注意点があります。

  • ソフトを起動する際に「このアプリがデバイスに変更を与えることを許可しますか」(Windows11の場合、他のバージョンは表現が違う可能性があります)と聞かれるので、「はい」を選んでください。

  • インストールしてから最初に起動するとき、標記言語が英語になっている場合があります。その時は、ソフトのウィンドウ右上にある、横線3本のシンボルをクリックして、Language → 日本語を選択し、ソフトを再起動してください。標記が日本語に切り替わります。


(1)普通にバックアップを取ってみる

 ソフトを起動すると、下の画像のようなウィンドウが開きます。(小さい画像をクリックすると大きな画像が開きますので、クリックしてご覧下さい。)


 まず、一番左の列にある「バックアップ」をクリックします。すると、ウィンドウの表示が下の画像のように切り替わります。



 この画面で、バックアップ元を指定するためにソースをクリックします。すると、ドライブ及びパーティション単位でのバックアップをするのか、ファイル・フォルダ単位でのバックアップをするのかを選択する画面となります。


 今回は、ここでドライブ及びパーティション単位でのバックアップを選択しました。すると、画面が下の画像のように変わります。


 バックアップ元として内蔵のシステムドライブ、いわゆるCドライブを選択すると、ソフトウエアがCドライブに含まれるパーティションを自動的に選択してくれるので、ソフトにお任せで右下のOKをクリックします。すると、ウィンドウが下の画像のように変わります。バックアップ先はソフトが外付けのDドライブを選択してくれているので、このまま「今すぐバックアップ」をクリックします。


 ウィンドウが下の画像のように切り替わり、バックアップがスタートします。このマシンのCドライブには、80Gバイト程度のファイルが入っていますが、おおよそ10分程度でバックアップが終了しました。


注意
Windowsに搭載されているBitlockerという暗号化技術があります。データを暗号化して、パソコンが盗難にあったりした場合に、情報の漏洩を防ぐためものですが、これを使用して暗号化してあるドライブは、バックアップに失敗します。実は、これが原因でバックアップに失敗しました。


このソフトを使ってバックアップを行う場合は、暗号化を解除する必要があります。


(2)増分バックアップと差分バックアップ




 左の列にある「管理」をクリックすると、このソフトが管理しているバックアップファイルの一覧が出て来ます。それぞれの行に、「今すぐバックアップ」というボタンがありますが、そのボタンの右隣の下向きの三角形をクリックすると、完全バックアップ、増分バックアップ、差分バックアップという選択肢が現れます。完全バックアップは、文字通りバックアップ元のファイルを全てバックアップする、という動作となります。一度バックアップをしてしまえば、次からは変わったところだけバックアップすれば良いので、この機能が生きてきます。


 増分バックアップは、前回のバックアップから増えたファイルだけをバックアップする機能、差分バックアップは、増えたファイルはもちろん、同じファイル名で内容が変化しているファイルを、新しいファイルと差し替える、という動作をします。


 これらに関しては、差分バックアップを動かしてみて、ソフトがエラーを出さずに最後まで動いた、というレベルですが、動かしてみて動きました。


(3)復元

 バックアップで書き出したファイル達を、書き戻してあげる動作です。


 ソフトのホーム画面から、一番左の列にある「復元」をクリックすると、下の画像のような画面となります。

 ここから、復元のボタンをクリックすると、下の画像のような画面となります。このバックアップデータでは、最初に完全バックアップをしたあとに、差分バックアップを1回行っているので、復元する選択肢が2つ出て来ました。一番新しい日時のボタンをクリックして、「次へ」をクリックします。


 すると、下記のように、バックアップを行ったボリュームのリストが出てくるので、今回はソフトが自動的に設定した下記の選択で復元を行ってみました。



 この画面で「次へ」をクリックします。下記のように、復元するデータの復元先の指定する画面が現れます。

 この画面で「開始」をクリックすると、復元が開始されるはずでしたが・・・



(4)復元に失敗する


 復元先のドライブはシステムドライブなので、OSが動いている状態でシステムファイルを書き込むことはできないようです。システムドライブに対してファイルの復元をするには、起動用のメディアを作って、それを使って復元をするように、という指示でした。


 システムドライブに対するデータの書き込みは上手く行かない可能性が高いとは思っていましたが、やはり上手く行きませんでした。


 どうしようかと思って色々考えた結果、ホーム画面にある「ツール」にある「起動メディア作成」を選んでUSBメモリーで起動メディアを作り、これを使ってパソコンを起動してみることにしました。これで失敗すると、最悪パソコンが起動しなくなるので、ちょっと恐いのですが、せっかくですからね(苦笑)


 作成した起動メディアでパソコンを起動すると、下の画像のようにMinitool社がカスタマイズしたWindows PEが起動します。この中からMinitool ShadowMakerを起動して、回復を選択、画面の右上の横に細長い四角を押して、復元するディスクイメージを選択するのですが、画面の解像度のせいか、非常に見づらいです。


 イメージを選択してから復元開始すると、下の画像のように復元が始まります。



 最初にフルバックアップをしたときにかかった時間程度の時間で復元が終了しました。復元が就労したら、終了ボタンをクリックしてから、再起動し、普通に起動しました。パスワードの自動入力を設定しているようなNASなんかも普通に接続出来ました。肝を冷やしました。



 最近のWindowsは、OSはネットワーク越しに再インストールできるし、Officeアプリもネットワーク越しの再インストール可能、OSの各種設定はマイクロソフトアカウントに残しておけるので、個人データだけ保存してあれば何とかなる世界にはなっています。でも、このソフトのように直感的に操作のできるバックアップソフトは重宝すると思います。


 これだけのことが無料のソフトでできるのですから、素晴らしいと思います。

5.まとめ


 無料のバックアップソフト、Minitool ShadowMakerをお試しで使って見て、以下の結果となりました。
  • システムドライブ全体のバックアップをすることが出来ました。ただし、Bitlockerを無効化する必要がありました。

  • 上記バックアップ結果に対して、差分バックアップを行いました。特に不具合なくバックアップが終了しました。

  • バックアップして出来たディスクイメージを復元しようとして、最初失敗しました。システムドライブは起動メディアを作り、起動メディアからパソコンを起動して復元する必要がありました。

  • 起動メディアを実際に作成し、この起動メディアからパソコンを起動して、ファイルの復元を行いました。復元後、無事にパソコンは起動しました。
以上です。

2023年10月7日土曜日

FM HOT 839(エフエムさがみ) ぐすたふの音楽天国 2023年10月の放送曲目リストはこちら

  FM HOT 839(エフエムさがみ)の音楽番組、ぐすたふの音楽天国2023年10月分のオンエア曲はこちらです。

今回は、歴史に残るアルバム、そして、わたくしぐすたふが特にリスナーの皆様に聴いていただきたいと思うアルバムをセレクトして、アルバムを丸ごとお送りしてしまおうという企画、このアルバムを聴け!その5回目と6回目をお送りいたします。

 

今回お送りするのは、ピーター・フランプトンのフランプトン・カムズ・アライブです。

このアルバムは、1976年に発表されて、ビルボードのアルバムチャートで1を記録、97週にわたってチャートインし続けて、全世界で1000万枚のセールスを記録した、という、大ヒットアルバムです。

 

このアルバムは、発売当時、LPレコード2枚組のアルバムとして発売されましたが、CDでは1枚に纏められての発売となりました。また、2001年には、未発表曲4曲を追加して曲順が変更されたデラックスエディションが発売されています。このときには、最初のレコードの発売の時と同様に、2枚組になっています。今回は、このデラックスエディションのアルバムに沿って、2回に分けてのご紹介となります。お楽しみ頂ければと思います。


1.土曜日枠 このアルバムを聴け!その5 フランプトン・カムズ・アライブ前半

曲名アーティスト
Somethin's Happening
(サムシングス・ハプニング)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Doobie Wah
(ドゥビー・ワウ)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Lines On My Face
(ラインズ・オン・マイ・フェイス )
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Show Me The Way
(ショウ・ミー・ザ・ウェイ)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
It's A Plain Shame
(プレイン・シェイム)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Wind Of Change
(ウィンド・オブ・チェンジ )
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Just The Time Of Year
(ジャスト・ザ・タイム・オブ・ザ・イヤー )
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Penny For Your Thoughts
(空白の時間)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
All I Want To Be (Is By Your Side)
(オール・アイ・ウォント・トゥ・ビー)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Baby, I Love Your Way
(君を求めて)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
I Wanna Go To The Sun
(アイ・ワナ・ゴー・トゥ・ザ・サン )
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
As Safe As Yesterday Is
(アズ・セイフ・アズ・イエスタデイ・イズ)
Humble Pie
(ハンブル・パイ)

2.日曜日枠 このアルバムを聴け!その6 フランプトン・カムズ・アライブ後半

曲名アーティスト
Nowhere's Too Far (For My Baby)
(ノーホエアズ・トゥー・ファー・フォー・マイ・ベイビー )
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
(I'll Give You) Money
(マネー)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Do You Feel Like We Do
(紫の夜明け(ライク・ウィ・ドゥ ))
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Shine On
(シャイン・オン)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
White Sugar
(ホワイト・シュガー )
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Jumpin' Jack Flash
(ジャンピング・ジャック・フラッシュ)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Day's Dawning / Closing
(夜明け)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)
Baby, I Love Your Way / Free Bird
(君を求めて/フリーバード)
Will To Power
(ウィル・トゥ・パワー)
I'm In You
(アイム・イン・ユー)
Peter Frampton
(ピーター・フランプトン)

放送局のホームページには、リクエスト用のフォームが設置されています。ご意見ご要望、取り上げてほしいと思うアーティストのリクエストなど、もし何かありましたら、お書きいただければと思います。

FM HOT 839(エフエムさがみ)の番組紹介ページはこちら

2023年10月3日火曜日

AppleのCompressorでHEVCエンコードをするときのメモ

 公開備忘録です。



CompressorでHEVCのエンコードをする際に、GPUエンコードが有効になる場合とならない場合があります。それぞれの場合のエンコードパラメータを比較したら、「エンコーダーのタイプ」の違いで有効になる場合とならない場合があることが分かりました。

高速(標準品質)を指定するとGPUエンコードが有効になりますが、低速(高品質)を指定するとGPUエンコードが有効になりません。


core i9搭載のMac Book Pro 16インチ2019で3分ほどの4K動画をエンコードするのに、GPUエンコードが有効だと2分程度で終了するエンコードが、GPUエンコードが無効だと3時間近くかかりました。

今までパソコンでやった大きな事を思い出してみる

1.始めに

 1984年頃に8ビットパソコンを入手(このときは親から買ってもらったんだけどね)してから今まで、ほぼ39年経ちました。39という細かい数字を出して、「ほぼ」というのも何ですけど。その間何か大きな事を幾つかやってきた気がするんですけど、どんなことをやってきたっけな?って思い出してみました。

2.BASE09のフロッピーディスクI/Oルーチン開発

 学生の頃、たしかI/O誌だったと思いますけど、キャリーラボ製の高級言語っぽい6809用アセンブラのBASE09のダンプリストが載ったんで、入力して遊んでました。しかしこれ、オブジェクトの保存をするためのファイルI/Oがカセットテープ(古いな〜)しかサポートしていなくて、ファイルI/Oの仕様を公開するから、フロッピーディスクを動かすことが必要だと思ったら自分で作ってね、っていうことになっていたんで、作りました。

 たしか、それまで作った機械語プログラムの中では最大、それでも1kバイトぐらいのものでしたが、8ビットパソコンでランタイムルーチンのない単体の機械語プログラムで1kバイトっていうのは結構な大きさです。

 相手がフロッピーディスクなので、下手にバグを入れちゃうとディスクが壊れてしまうということで、結構慎重にデバッグした記憶があります。FM-7シリーズのフロッピーディスクはCPUがフロッピーディスクコントローラを動かしてCPUがデータ転送をする、という代物だったので、暴走するとフロッピーディスクコントローラーに無意味な書き込みをしてしまい、結果としてフロッピーディスクがおかしな状態になってしまう可能性があったのです。

 なお、フロッピーディスクに書き込むデータは、一旦メモリー上に取ったデータバッファに貯めて、たまったら一気に書き込むっていう作りにしましたが、データバッファの大きさをF-BASICの倍にしたら、想定外にアクセススピードが速くなった、ということがありました。

勉強もせず(苦笑)、1ヶ月ぐらいかけて完成させたと思います。(1986年頃)

3.自作moreコマンド開発

 unixやMS-DOSにある、テキストファイルを画面に表示させるときに、1画面表示させたら停止、スペースバーで次のページ、というアレです。何でこんなものを作ろうと思ったのか覚えていませんが、今調べてみたら、Human68kのシステムディスクにはmore.xがあるので、そのmoreが使い勝手が悪かったんでしょうね。もしかすると、昔のMS-DOSのmoreコマンドではコマンドのパラメータとして直接ファイル名を指定することが出来なかったので、Human68kでもそうだったかもしれません。でも、vを入れるとviが起動するような高尚な機能は入れてません。

 これは、単純にテキストファイルの行数を数えて、一度に画面に表示できる行数を表示したら一時停止、っていうプログラムにしたと思います。Cの標準入出力関数のfputs()を使って書いたと思いますが、低レベルの関数を直接呼び出すなどして、もう少し高速化の工夫はできたと思います。

 純正のCコンパイラを使ったかgccを使ったか覚えていません。かっこつけてgccに-Wallオプションを付けてコンパイルしたかもなぁ。(1990年頃)

4.TeX/LaTeXをX68000で動かす

 TeX/LaTeXがX68000に移植されていました。これを動かそうとして、Nifty Serveから必要なファイルを入手。その後Metafontで必要な基本フォトデータを作るんですけど、1週間ぐらい連続稼働してなんとか完成。

 このフォントファイルが出来上がるまで、何にも出来ないので、我慢するのが大変でした。

 X68000では、このようにフォントファイル作成にものすごく時間がかかるので、予めほとんどのファイルを用意しておく運用でしたが、Windows機では、オンデマンドでフォントファイルを生成しても余り時間がかからないので、使うフォントはその都度オンデマンドで生成する運用になっていたと思います。(1992年頃)

5.GNU EmacsをX68000で動かす

 GNU Emacsもいち早くX68000に移植されてました。gccが移植されていたからか、早くから移植されていたと思います。

 僕のマシンは1MバイトのRAMを増設して、2Mバイトで使っていましたが、GNU Emacsは8M程度RAMを積んでないと動かない、ということになっていて、実際試したらやっぱり動きませんでした。

 この当時、純正の増設メモリーはとっても高価で、どうしたものかと思っていたんですけど、安くなってきていた30ピンのSIMMを、X68000の拡張スロットに入れるための変換基板が売られるようになり、東京に出張するついでに秋葉原でSIMMを、小岩あたりにあった通販ショップの実店舗で変換基板を入手、RAMを拡張したらアッサリ動きました。(1993年頃)

6.groff(多分)のX68000への移植

 X68000にまだ移植されていないGNUのソフトを何かgccでコンパイルして動かしたことがありました。何だったか・・・と思って思い出してみました。おそらくgroffだったと思います。groffってのは、unix上にある古典的なテキストのレイアウトツール、roffのGNU版です。

 TeXだとかTexinfoとかmanページなど、ドキュメントを清書して紙に印刷するのに燃えていた時期があって、roff系のソフトが必要になったことがあったんですけど、X68000に移植されているものってなかったんです。unixの世界ではmanページの表示にroffが使われていたので、unix系のマシンには普通に搭載されていましたが、普通の人はそれをDOS系のマシンに移植する必要もないわけで、自分で移植する以外に入手できる方法がありませんでした。

 基本的なロジックはプラットフォームが変わったって変わらないから、システムの仕様の違いを吸収できれば、何とかなるはず、という楽観的考えで着手したと思います。

 進めて行ったところ、低レベルのファイルI/O関数を使っていて、仕様の違いからそのままで動かないので、関数を幾つか自作して動かした、ということがありました。

 ちゃんと動くようになったんですけど、あまり需要がなさそうだし、メンテナンスも面倒なんで、どこかに公開するってことはしませんでした。特にGNU系は色々と面倒な話があるので・・・(1993年頃)

7.dviprt

 dviprtはTeX/LaTeXの処理結果をプリンターに出力するソフトですが、プリンターの動作制御を定義する定義ファイルを作ってあげて、それを元にプリンターを制御するっていう仕組みになってます。

 主要なプリンターはNifty Serveなんかに転がっていましたけど、あまりメジャーじゃないものは自分で作る必要がありました。

 僕は当時エプソンから出た安いレーザープリンターを使っていて、LaTeXを使ってMDやビデオテープのラベルを印刷したり、前出のgroffの印刷なんかをしたいので、定義ファイルを自作したことがありました。

これはたしかNifty Serveのシャープフォーラムのソフトウエアライブラリにアップロードして、公開させていただいたと記憶しています。(1993年頃)

8.最後に

 今はなかなか元気がなくて、ExcelのVBAで仕事で楽をするためのスクリプトを書くとか、HPの電卓のプログラムを作るぐらいしか、プログラミングとか環境整備をすることもなくなってしまいました。また何かしでかしたいとは思うのですが、なかなか・・・