毎月第4火曜日は私が「ぐすたふの音楽館」をお届けしています
2018年第6回目は、アメリカのピアニスト、コンポーザー、シンガーであるビリー・ジョエルを特集いたしました。
2018年6月時点で69歳となったビリー・ジョエル、活動期間は1971年頃から現在までと約47年、13枚のオリジナルアルバムを発表していて、アルバムの総売上は1億5000万枚以上、アメリカ史上6番目のセールスを誇るアーティストです。
1977に5枚目のアルバムで、特に日本では1978年にラジオカセットレコーダーのCMでビリー・ジョエルの曲が使われてブレイクすることになったのですが、今日はブレイクする以前に発表された彼の初期の曲をお届けしようと思います。
ニューヨーク州ブロンクス生まれの、ロングアイランド育ちのビリー・ジョエルは、1971年にソロアルバムを発表したもののセールスに恵まれず、後に妻となるマネージャーとロサンゼルスに移住します。
ロサンゼルスやサン・フランシスコでピアノの弾き語りをして生活していた1972年、フィラデルフィアでのライブ演奏で演奏されたとある曲が地元FM局でオンエアされて評判になって、ビリー・ジョエルが世に出るきっかけとなったアルバム「ピアノ・マン」が発表されます。
というわけで、ピアノ・マンが製作されるきっかけになった、とある曲というのを聞いてみましょう。Captain Jack、1981年に発表されたライブアルバム、Songs In The Atticからお送りします。
初期のビリー・ジョエルのご紹介と言えば、このアルバム「ピアノ・マン」を取り上げることが多いのですけど、ちょっとひねってみました。
なお、Captain Jackというタイトルは、実はドラッグのことを指すらしく、西暦2000年のアメリカ上院議員選挙で、ヒラリー・クリントンのスピーチ中にスタッフが間違えて流してしまって、敵対する陣営にクリントンはドラッグを肯定している、と批判された事件があったんです。
最終的にはビリー・ジョエル本人が、有権者は多くの問題に直面しているのに、僕が30年前に書いた曲に対する一政治家の解釈が、そんなの重要な問題だと自分は思わない、というような内容のコメントをする、ということになった、ということだそうです。
このクリントンに敵対する上院議員候補というのが、9.11の時のニューヨーク市長だったルドルフ・ジュリアーニでした。
この選挙では、結局ジュリアーニ候補は病気を理由に選挙戦から撤退、ということになったようです。
Captain Jackの評判が上がったことで制作されることになったアルバム「ピアノ・マン」ですが、参加ミュージシャンを見ると、
ギターに当時クルセイダーズにいたラリー・カールトン、ディーン・パークス他
ベースにウィルトン・フェルダー(クルセイダーズ)
アコーディオンにマイケル・オマーティアン
など、西海岸系のミュージシャンが多く参加してます。
さて、ロサンゼルスでもう1枚アルバムを製作した後、ビリー・ジョエルは活動の拠点をロサンゼルスかふるさとニューヨークに移します。ここで、1976年に発表されたアルバムがニューヨーク物語です。このアルバムの1曲目に収録されている曲を、やはり1981年発表のライブテイクでお送りします。
このテイクは、1980年7月14日、ミルォーキー・パンサー・アリーナ、収容人員が座席数12700人の大きな会場でのライブ録音だそうです。
ちなみに1曲目のキャプテン・ジャックはフィラデルフィアにあるスペクトラムという19000人収容可能な会場でのライブ録音だそうですが、世に出るきっかけになったキャプテン・ジャックのフィラデルフィアでのライブを意識して会場を選んだんでしょうかね。
個人的な話をしますと、今日おかけしているライブテイクが収録されたアルバムは「ソングズ・イン・ジ・アティック」というアルバムなんですが、ちょうど私が大学受験の予備校生活をしていた頃に出たアルバムでして、勉強しながら良く聞いていたんです。
仙台にいたんですけれど、その頃のことを思い出しますね。仙台にいる受験生には、七夕を見ると落ちる、っていう有名なジンクスがあって、仙台七夕の時期には、七夕飾りが綺麗なエリアは避けて歩いたものでした。
続いての曲ですが、先ほどのさよならハリウッドと同じニューヨーク物語に収録された曲をもう1よくお聞き頂きます。
本日の3曲目は、I've Loved These Days、邦題「楽しかった日々」を、ライブテイクでお送りいたします。
そういえば、ピアノ・マン製作のきっかけになったというフィラデルフィアのFM曲で流れた音が動画配信サイトにありました。さすがにビリージョエル・ジョエルの20代のころの演奏ですから、声が若かったです。これは、アルバム「ピアノ・マン」のリマスター音源をiTunes Storeで購入すると、おまけとしてついてくるようです。放送ではかけませんでしたが、ご紹介します。
本日のビリー・ジョエル特集、お届けした曲は、
・キャプテン・ジャック
・さよならハリウッド
・楽しかった日々
の3曲でした。
本日の日替わり玉手箱は、ぐすたふの音楽館をお届けしました。次回は2018年7月24日を予定しています。それではまた次回をお楽しみに。
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